技術情報・バーコードの基礎知識Basic knowledge of the technical information bar code

GS1 Databar (RSS-14)

Last Update 2022.2.7

概要

RSSとは、Reduced Space Symbology(省スペースシンボル)の略称で、1996年、国際EAN協会と米国コードセンター(UCC)が共同で開発した小物商品用の流通バーコードシンボルである。グローバルな商品コードGTIN 14桁に対応してる。1999年に国際自動認識協会AIMIのITS規格になり、その後、ISO/IEC24724で規格化された。従来のバーコードは、シンボルキャラクタとエンコードキャラクタが1対1で対応していたが、RSSでは、データが圧縮されているので、少ないモジュール数で多くの情報を表わせるようになっている。

RSSシンボルには、RSS-14, RSS Limited, RSS Expandedの3種類のシンボルがある。また、RSS-14は、RSSの基本シンボルで、RSS-14, RSS-14 Stacked, RSS-14 Truncated, RSS-14 Stacked Omni-directionalの4種類のバリエーションがある。これは、高さ方向の印字スペースのない商品、印字幅のない商品、オムニスキャナでの読み取りが想定できる商品など、様々のアプリケーションに対応できるように工夫したものである。

特徴

  • キャラクタ セットは、数字(0から9)で、アプリケーション識別子01と国際取引商品コードGTIN14桁をエンコードすることができます。

  • シンボルの構成は、左から1モジュールのスペースと1モジュールのバーのレフト ガード、16モジュールの第1データキャラクタ、15モジュールのレフト ファインダ、15モジュールの第2データ キャラクタ、15モジュールの第4データキャラクタ、15モジュールのライト ファインダ、16モジュールの第3データ キャラクタおよび1モジュールのスペースと1モジュールのバーのライトガードで構成されています。

  • キャラクタ間にスペースが入らないコンティニアス型です。

  • シンボルのタイプには、標準、Truncated、StackedおよびStacked Omnidirectionalがあり、2段シンボルは、標準の第2、4データ キャラクタ間で段を区切り、2段に重ね、シンボルの幅を小さくしたものです。

  • 段間は、1行または3行のセパレータ パターンが付加され、上段のライト ガードは1モジュールのバーと1モジュールのスペース、下段のレフト ガードは1モジュールのバーと1モジュールのスペースとなります。

  • キャラクタ間にスペースが入らないコンティニアス型です。

  • 自己チェック機能が有ります。

  • エラーの発見には、mod 79チェックサムが使用され、左右のファインダで示されます。

寸法

  • 最小モジュール幅は、0.25mmです。(医薬品業界では、0.17mmです。)

  • モジュールの高さは、 モジュール幅の33倍以上です。

  • 最小シンボルサイズは、5.6mm(H)×16.3mm(L)です。

  • クワイエットゾーンは不要です。

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