概要
流通共通商品コードは、米国で12桁のUPCコードが作成され、その後、UPCシンボルとの整合性をとりながら国際的に使用できる流通コードとして 13桁のEANコードが作成された。2種類の共通商品コードが存在することは、今日までのおよそ30年間、流通システムの大きな障害となってきた。そこで、GS1(EAN.UCC)は、流通共通商品コードを14桁のGTIN(国際取引商品コードGlobal Trade Item Number)に統一し、2005年から使用されることになった。これによりEDIにおける商品コードは、14桁に統一されることになり、サプライチェーンマネージメントのグローバル化に対応できるようになった。
GTINは、現在使用しているUCC12とEAN13の前にゼロを付加し、全体として14桁にしたものである。したがって、GTIN対応のバーコードリーダは、コードの前にゼロを自動的に付加して14桁で出力できるようになっている。しかし、理想的には、シンボル自身も14桁のEAN/UCC-14を使用すべきであり、これに対応しているシンボルが、GS1-128とGS1 Databar(RSS)である。これらのシンボルでは、1桁目はパッケージインジケータであり、梱包形態や入り数を表している。次の2桁は国コード、次の5桁または7桁がメーカーコード、次の5桁または3桁がアイテムコード、最後の1桁がチェックデジットとなっている。
国際取引商品コードの作成方法
PI:梱包インジケータ(Package Indicator)
C/D:チェックデジット(Check Digit)
推奨バーコードリーダ
データ編集機能によりUPCやJANをGTIN14桁で出力できる製品。
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