Interleaved 2 of 5 (ITF)
Last Update 2022.2.7
概要
インターリーブド(Interleaved)2 of 5は、インターメック(Intermec)社が、1972年に開発したバーコードシンボルである。スペースを利用せずにバーのみの構成であったCode 2 of 5(スタンダード2of 5、ディスクリート2 of 5、インダストリアル2 of 5とも呼ばれる)を進化させ、バーによるシンボルキャラクタとスペースによるシンボルキャラクタを交互に組み合わせいる。5本のバーと5本のスペースで2 桁の数字を表すため情報化密度が高い。インターリーブド2 of 5と似たバーコードに、マトリックス2 of 5がある。これは、Code39のように、バーとスペースを交互に使用してシンボルキャラクタを構成している。
2 of 5の名称は、シンボルキャラクタが5本のエレメントで構成され、その中の2本が太バーになっていることに由来している。
シンボル規格のインターリーブド2 of 5は、ISO/IEC16390として国際規格になっており、日本ではJIS-X-0505で規格化されている。インターリーブド2 of 5は、アメリカでは、1981年にUCCが配送梱包の物流共通シンボルとして採用した。日本でも、1987年に物流共通シンボルITF14/16 (JIS-X-0502)として規格化された。ITFは、Interleaved 2 of 5の頭文字をとった略語である。ITF14/16は、物流単位の小型化や国際規格との整合性を考慮し、1994年に最小エレメント幅と反射率に関する規格が一部変更された。
特徴
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キャラクタ セットは、数字(0から9)です。
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シンボルキャラクタは、バーで始まる5本のバーと5本のスペースで2キャラクタを構成しています。1つ目のキャラクタを5本のバーで、2つ目のキャラクタを5本のスペースで表現されます。
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スタート コードは”0000″、ストップ コードは”100″です。但し、”0″は細バーまたは細スペース、”1″は太バーまたは太スペースです。
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自己チェック機能が有ります。
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定まったチェックデジットは、特にありません。使用する場合は7DR、7DSR、9DR、9DSR、モジュラス10/ウェイト2、モジュラス10/ウェイト3、モジュラス11、加重モジュラス11が使用できます。通常はモジュラス10/ウェイト3を使用します。
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データが奇数桁の場合は、先頭に”0″を追加してコード化します。
寸法
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最小エレメント幅(X)は、USS-I2/5の規格では0.191mm、またJIS-X-0502の規格では、基本寸法が1.016mmで、0.25倍から1.2倍まで認められています。
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細太エレメント比は、USS-I2/5の規格ではX<=0.508mmのとき1:2.2から3.0、X>0.508mmのとき1:2.0から3.0、またJIS-X-0502の規格では、1:2.5です。
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クワイエットゾーンの最小値は、USS-I2/5の規格では10Xまたは2.54mmの大きい方の値で、手動走査の場合は6.35mm以上、またJIS-X-0502の規格では、10X以上です。
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エレメントの高さの最小値は、USS-I2/5の規格では5mmまたはシンボル全長の15%の大きい値、またJIS-X-0502の規格では、0.8倍から1.0倍では31.8mmです。
ITF:JIS-X-0502
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標準バージョン(ITF-14)のキャラクタ構成は、左から1桁の物流識別コード、2桁のフラッグZ(日本は49または45)、5桁のメーカーコード、5桁の商品コード、1桁のチェックデジットで構成されます。
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拡張バージョン(ITF-16)のキャラクタ構成は、左から1桁のスペアコード(”0″)、2桁の物流識別コード、2桁のフラッグ(日本は49または 45)、5桁のメーカーコード、5桁の商品コード、1桁のチェックデジットで構成されます。このシンボルは、日本のみのバージョンですので、輸出製品には使用できません。できる限り使用されないことをお薦めします。
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アドオン バージョン(ITF-6)のキャラクタ構成は、左から5桁の計量値(小数点以下が必要な場合、3桁目と4桁目とします)、1桁のチェックデジットで構成されます。
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チェックデジットはモジュラス10/ウェイト3を使用します。
Interleaved 2 of 5
TF14
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