GS1(EAN.UCC)は、アプリケーション識別子(Application Identifier)を使用して、様々な情報を共有化できるようにしている。これは、情報の頭に付加される識別コードで、この識別コードに続くデータが何の情報であるかを誰でも分かるようにしている。したがって、1つのシンボルの中に複数の情報を連結して表すことができる。GS1の他に、ISO/IEC15418でも規格化されている。
アプリケーション識別子は、数字2桁から4桁でコード化されたもので、データの属性(数字/英数字)、桁数、コード化方法など詳細に規定されている。例えば、商品コードは、14桁のGTIN(国際取引商品コード)で表し、有効期限は年月日(YYMMDD)の6桁で表す。また、数量は、数字8桁以下で表し、ロット番号は英数字20桁以下で表す。
アプリケーション識別子は、UCC/EAN-128で初めて使用されたが、その後、RSS, EAN.UCC Composite, PDF417, DataMatrix, QR Codeなど、様々なシンボルでも利用されている。
年月日表記 | :製造年月日や保証期限などにおいて、年(YY)と月(MM)のみの表示で、日(DD)がない場合、DDは”00”で表示する。 |
桁数表記 (23X) |
:過渡的に使用するバッチ番号/ロット番号(23)の桁数を表示するためにX(1桁)を追加する。桁数(an…19)は、以下の計算式からXを算出し、(23X)と設定する。 データ長=2X+1 (例)ロット番号1234567(7桁)の場合、7=2X+1 X=(7-1)÷2 X=3 したがって、(233)1234567となる。 |
小数点表記 (3XXX) |
:重量などの計量単位を表示するとき、小数点データを表示するために1桁を追加する。 (例)重量14.123Kgを表示する場合、小数点以下が3桁のデータなので、(310)を(3103)にし、14.123Kgは、小数点なしの14123とする。更に、フォーマットは、数字6桁なので、先頭に0を付加し、014123とする。 |
代表的なアプリケーション識別子
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