ZebraのAurora Focusは、Zebraの固定型産業用スキャナおよびマシンビジョンポートフォリオの両方を管理する、シームレスかつ統合型のプラットフォームです。この革新的なソリューションは、洗練されたシンプルさと効率性により、全社的な製造／物流自動化の高度なコントロールを実現します。Aurora Focusを使用すると、すべてのZebra固定型産業用スキャナおよびマシンビジョンスマートカメラのセットアップ、導入、運用を簡単に行うことができます。複数のツールが不要なため、業務が効率化されます。

初日から簡単に

経験豊富なユーザーも、初心者でも、驚くほどユーザーフレンドリーな最新のインターフェースを簡単に操作することができます。そのため、トレーニングや導入に必要な時間が短縮されます。経験豊富なユーザーは、あらゆる機能へのシームレスなアクセスと効率化された手順を高く評価するでしょう。初心者は、1ステップずつ順を追って操作することができます。さらに、ヘルプが必要な場合には、Learn-As-You-Go機能により、ソフトウェアおよび広範な管理ツールキットのあらゆる側面に対応する、組み込みのチュートリアル、ウォークスルー、ビデオを利用できます。

イーサネットから電力とデータを取得

Power-over-Ethernet （PoE）に対応しているため、FS42および接続したアクセサリにネットワークから電力供給できます。これにより、セットアップが容易化され、電源ドロップや電源装置のコストを回避できます。PoE非対応の環境では、標準の24V DC電源装置または標準のUSB-CポートでFS42に給電することも可能です。

Auto-Tuneによりボタン1つでセットアップ

Auto-Tuneを起動するだけで、一貫した信頼性の高い読み取り速度を楽々と実現できます。ボタンを1回押すだけで、Auto-Tuneが完璧な画像に合わせて調整を行い、より迅速で正確なセットアップを実行します。

USB-Cによる無限の接続能力

柔軟性を高めたいとお考えですか。USB-Cにより、ケーブル1本でカメラに電力を供給し、アクセサリの可能性を広げることができます。プリンタやタブレットなど、Zebraのさまざまなデバイスをスキャナに簡単に統合できます。さらに、FS42に外部のストレージデバイスを接続することで、システムをバックアップしたり、画像を保存して後で分析することが可能です。

デバイスとジョブの設定に素早くアクセス

きわめて直感型の最新インターフェースが理にかなったワークフローを提示します。必要な機能を探し回る必要はありません。1回か2回、クリックすればよいだけです。複雑な設定でも、スライダーやラジオボタンで表示し、容易に実行できます。

信頼性の高い一体型照明

高価な外部照明は不要です。Zebra FS42の強力な一体型照明システムにより、少ないコストで多くの成果が得られます。スキャンするコードに最適な照明を選択できます。赤、白、青、赤外線、またはこれら全部を含む単一モデルをご用意しています。その結果 高品質な画像による、非常に信頼性の高いバーコード読み取りが可能になります。

プログラム可能な入出力（I/O）

最大9個のデジタルI/Oポートを個別に管理して、アプリケーション機能を強化し、エラー耐性を改善することができます。周辺機器の追加、照明の起動、アクションのトリガーで、より完全なプロセスの自動化が可能です。

ステータスインジケータ／オペレータフィードバック

360°のLED照明により、オペレータが瞬時にデコードステータスを確認できます。デコードが成功したか失敗したかが一目でわかり、製品品質とトレーサビリティが維持されます。内蔵された5つのカメラステータスLED（電源、オンライン／実行、焦点警告、エラー、イーサネットステータス）により、カメラが完全に正常な状態か、それとも注意が必要かを簡単に確認できます。より安全を期するため、音量調節可能なビープ音でデコードの成功を知らせるので、作業者はデバイスではなく作業に集中できます。

堅牢性と信頼性

超高堅牢設計により、非常に過酷な環境でも信頼性の高い動作が保証されます。化学薬品や油に耐性のあるアルミニウム筐体が採用されています。IP65およびIP67の防水・防塵規格に対応しているため、デバイスは防塵性に優れ、高圧洗浄や完全な水没にも耐えます。

Web HMIダッシュボードによるリアルタイムなパフォーマンス知見

実用的なインテリジェンスを必要な場所（ワークステーション）で提供し、スタッフに力を与えましょう。デバイスの稼働状態、リソース利用率、デコード結果、スキャンパフォーマンス指標など、カメラに関する各種の重要な指標に、オペレータがウェブブラウザを介してアクセスできます。これにより、各ワークステーションにPCを設置する必要がなくなり、ハードウェア台数と設置費用が削減されます。

照準合わせが簡単

レーザーで生成される鮮明な直線を使用した独自の8点サンバーストパターンにより、バーコードが簡単に視野に収まり、信頼性の高い照準合わせが可能です。その結果、導入が迅速化されます。

ManyCodeで、すべてのバーコードを同時に読み取り可能

品目ごとに複数のバーコードの読み取りが必要ですか。ManyCodeモードを有効にすると、数量、バーコードの種類、バーコードデータを問わず、すべてのバーコードを同時にキャプチャできます。

完全なサポートサービスで安心の保証

Zebra OneCare™エッセンシャルおよびSelectサポートサービスで、今日の企業が必要とする一貫したピークパフォーマンスとデバイス稼働時間を達成しましょう。予期せぬ中断や予定外の修理費用は、過去のものになります。包括的な保証により、通常の摩耗や偶発的な損傷を含めて、あらゆるものが対象となります。交換用デバイスの翌日配送、現地サポート、クラウドベースの契約へのアクセス、修理データ、テクニカルサポートケースなど、広範囲のオプションをご用意し、ビジネスニーズに合わせてサポートプランをカスタマイズできます。

ビジネスの推進力となるデータを逃さない

FS42は、1D、2D、DPMバーコードのほか、ディープラーニングベースのOCRなど、あらゆるニーズに対応します。現在の業務に不可欠なコードに対応するセットアップを選択しながら、データキャプチャに関する今後のニーズに応じて機能を拡張できるという保証があります。ライセンスを取得するだけで、新しいバーコードの種類やスキャン速度の向上に対応できます。また、マシンビジョンツールセットにアップグレードして、総合的なマシンビジョン機能を備えたスマートカメラにFS42を変換することも可能です。

ImagePerfect+で最高の読み取り速度を保証

照明が不均等だったり、さまざまな距離からバーコードを読み取らなければならない場合、カメラ、外部照明、複雑なカスタムコードを追加せざるを得ず、その結果、総所有コストの大幅な高騰を招くことになりかねません。ImagePerfect+は、こうした問題を一挙に解決する画期的な新機能です。このZebra独自の機能は、焦点、露出、ゲイン、照明制御などに関するそれぞれ固有の設定を使用して、品目ごとに最大16個の画像をキャプチャします。その結果 高い読み取り速度を実現し、ソリューションの複雑性を大幅に減らし、総コストの削減につながる高品質の画像が得られます。

Zebra独自のイメージングテクノロジー

Zebra独自のPRZMインテリジェントイメージングテクノロジーとFS42の優れた光学システムの連携により、業務を最大キャパシティで続行するために必要な信頼性の高いデータキャプチャを実現します。光学システムによって、複数のバーコードの同時キャプチャ、読み取り範囲と焦点距離の拡張、より広い視野が実現され、少ない装置で多くの情報をキャプチャ可能です。PRZMインテリジェントイメージングは、お客様の環境におけるデータキャプチャ要件を満たすように調整され、ほとんどあらゆる状態のあらゆるバーコードを初回からキャプチャできます。高速で移動するコンベヤーベルト上の破損した（または印刷不良の）1D／2Dバーコードのほか、曲面や反射面に印刷されたマーキング不足／マーキング過剰なDPMコードも読み取り可能です。

FS42に搭載されたクラス最高の機能
以下を含む：

超高速プロセッサ

FS42のi.MX 8M Plusニューラル処理ユニットは、スキャンの処理能力を加速するパワーがあり、人工知能およびマシンビジョンベースのアプリケーションを高速化するように最適化されています。

拡大されたメモリ容量

アプリケーションのニーズが拡大していく中で、FS42はそれに対応できるメモリを搭載しています。他のFSモデルの2倍のメモリ（8GB）を搭載したFS42は、パフォーマンスを犠牲にすることなく、より複雑なスキャンやマシンビジョンの用途に対応できます。

ソフトウェアライセンス

いつでも必要になった時点で、必要な機能を追加できます。

ソフトウェアライセンスのアップグレードにより、新しいバーコードの種類、バーコードキャプチャの高速化、マシンビジョンツールのサポートを追加できます。

ディープラーニングベースのOCR

AIツールを活用すると、読み取りたいテキストの周囲にボックスを描くだけで、生産ライン上の部品や箱のラベルからテキスト情報を簡単に取得できます。フォントトレーニングは不要です。

優れた画像異常検出1

マシンビジョンを使用して、製品の画像を「ゴールデンスタンダード」の基準画像と比較することにより、QAプロセスの一部を自動化できます。逸脱があれば検査フラグが立てられ、時間とリソースの節約につながります。